2014年5月8日木曜日

癒しのコンサートでした。

行ってきましたよ。

ラブラヴォーチェの「ほっとメンタルコンサート」。

午後1時から5時までの長丁場。

第一部はラブラヴォーチェ門下生(いわゆるシロート)によるオペラのアリアの発表会。

習い始めて一年未満の方から、毎年イタリアの短期スクールに参加しているプロ並みのツワモノシロートまで幅広い。

経験の浅い人は慣れないからでしょう、始めのうちは緊張している様子がありましたが、しだいに声が出てくる様子がなんとも微笑ましく、そして歌が聴き手のココロに響いてくるのです。

演奏技術も大切ですが、技術だけでない何かが音楽にはあるようです。

件の彼女は始めたばかりのピアノも演奏。

この勇気と言いますか、果敢なチャレンジ精神に脱帽。


第二部は「音楽療法体験」。
「ごんべえさんのあかちゃんがかぜひいた♪」
聴衆も一緒になって歌うのですが、歌詞の一部を抜くように指示が出たり、腰を左右に降って手をグーパーする追加指示などが出て、次第に難しくなっていくのです。
最初は簡単さ。
でも、だんだんと難しくなっていくので、なんとかやりとげようと集中し、努力する自分がいます。
力を抜いて、自然に振舞えばできちゃったりすることが妙に嬉しい。
単純なことですが、音楽ができる喜びを改めて実感。

そして「自画自賛コーナー」。
小さなことでもいいから、何か自分が自慢できることを言います。
ex.「音楽1だったのに、ごんべえさんを指示どおりに歌えた!」
すると、みんなが「すごーーーい!」
と褒めちぎるのです。
一見、他愛のないお遊戯のようですが、ストレスコーピング(困難の対処法)法として、自らを抑圧する傾向の強い人には、ココロを開放する手段として大変有効だと思いました。

第三部はプロの音楽家達(ソプラノ、テノール、バリトン、トロンボーン、ピアノ、ダンス)の演奏。
曲毎に前説付きなので、よく知らない曲でも一瞬で造詣が深くなる。
ショパンの幻想即興曲の構成と意味、そりゃ、事前にWikiなどで調べていればいいのでしょうが、なかなかやりませんよね凡人は。
過去の癒しがたい悲しみを嘆きながらも、次第に明日に向かって光を見いだす情景を目に浮かべることができて感動一入。

ラブラヴォーチェの代表は、子供の頃はいじめに、そして父親が倒産、親の介護、自らの大病、友人の自死といった並々ならぬ体験を通し、心理学を勉強し音楽を通してココロの健康を人々に届けようという想いで活動しています。

そのせいでしょう、門下生はじめ周囲の人達はメンタルで気付きを持っています。
明るく前向きで優しい言葉と才能あふれる音楽を発するみなさんは、よく観ると天使のようです。

人々が皆、こういう優しい気持ちを持ったなら戦争など起きないだろうにね。

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