既に書きましたが、私は今回のサムライのコンサートには載らずに、別の活動であるフルートの合宿で清里に出かけておりました。
サムライに参加したのは2013年5月中旬のため、6月の本番まであまりに時間が無いことと、サムライ入団前から決まっていたフルートの本番に備えた合宿が既に決まっていたためです。
私とほぼ同時期に入団した新人2名はしっかり6月の本番に出ました。
その勇気と努力はたいしたものです。
で、私はサムライ本番の前日、清里高原でフルートのアンサンブルの合わせ練習をしていたのですが、何度やっても私が入るタイミングが掴めなかったり、リズムを正確に吹けなかったり、多くの困難に疲れ切っておりました。
就寝前にメールをチェックすると、我がサムライの講師、新南田ゆり先生からメールが来ておりました。
「今回、本番に載れなくて残念ですが、フルートもしっかりがんばってくださいね。」
サムライに入団したばかりで、しかも今回の本番に載らずにフルートの合宿に参加している私に、本番前追い込み中の大先生からエールが届いていたわけです。(この時点ですこし感動)
で、就寝前の午前1時頃でしたが、短い返信をしました。
「サムライ本番の成功を祈ります。こちらはフルートがうまくいかず、ボロボロで凹んでいます。」
すると直後に先生から返事が、
「凹むのは膨らむ前の現象ですから、これからが楽しみですよ。ポジティブな気持ちで眠りについてね。」
おおおおー、(かなり感動!)
なるほど、凹むのは膨らむ前の現象かあ。
よく考えれば、凹みっぱなしで膨らまないって事態も想定できるはずなのですが、何故かこのメールは凹んだ心に大きな活力をもたらしました。
で、合宿二日目の合わせ練習ではビックリするくらいキチンと入れるし、リズムも他者への振りもうまく行きました。
(大感動!!)
新南田先生は、思うところあって、心理カウンセラーの資格を取得し、心のケアも行っているそうです。
もう私はすっかり新南田先生のトリコです。
この一連のメールのやり取りが無かったら、どうだっただろうか?
練習したのだし、それなりに進歩したかもしれませんが、少なくともぐっすり気持ち良く眠れることはなかったでしょう。すると、疲れ果ててやはり合わないままがっくり肩を落として帰途についていたかもしれません。
そしたらきっと立ち直れなかっただろうなあ、と思うと改めて先生に感謝です。
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